


【9月5日(土) ホークス7-0イーグルス ヤフオクドーム】
<今日の熱男 松田宣浩選手=自身初、待望の30号本塁打を右中間へ!>
出ました! ホークスの30号本塁打一番乗りは「マッチ」こと松田宣浩選手でした。
まずは3回裏に川島慶三選手が犠牲フライを放って先制し1対0。追加点が欲しい5回裏に、それは飛び出しました。この回の先頭が松田選手。フルカウントとなり「とにかく出塁しようと思い、食らいつくことだけを考えていました」。来たのは145キロの直球。決して強引ではなく、それでも左足を強く踏み込んでしっかり振り抜いた打球は右中間の「ANAホームランテラス」へ一直線に伸びていきました。「打った瞬間に入ると思いました」。確信の今季第30号アーチとなりました。ホークスでシーズン30本塁打以上を記録したのは2005年の松中信彦選手(46発)、ズレータ選手(43発)以来10年ぶり。それは、じつにソフトバンクホークス元年のことでした。
「プロに入った時からシーズン30本塁打は目標でした。嬉しいです」
若い頃には1月の自主トレで松中信彦選手に30本塁打を打つ難しさも教わったことがありました。「さっそく報告します」。ちなみに、この日のウエスタン・リーグで松中選手は2打席連続本塁打を記録しています。
シーズン前から取り組んだ打ち方が奏功しました。「昨年まではライナーを打つイメージでしたが、今季は外野フライを打つイメージ」。これによって打球がいい角度で上がるようになったと言います。
「あとは打点ですね。チームに一番貢献できる部分なので強くこだわっています。自己最多の90はもちろん、早くギータ(柳田悠岐選手)やデホさん(李大浩選手)に追いつきたい(現在柳田選手90、李大浩選手86、松田選手80)」
また、忘れてならないのが武田翔太投手の快投です。7回5安打7奪三振で無失点。チームトップの11勝目をマークしました。「最近は打者の“狙い”が分かるようになってきた。カーブが上手く使えている」と納得顔。「とにかく最後までローテを守り抜く。最多勝争いは考えていません。のびのびやります」と笑顔を浮かべていました。
また、ホークスが勝ちましたが、2位のファイターズも勝利したため、マジックナンバーは「13」です。
<ソフトバンクホークス以降のチーム内本塁打1位>
2014年 李大浩選手 19本
2013年 松田宣浩選手 20本
2012年 ペーニャ選手 21本
2011年 松田宣浩選手 25本
2010年 多村仁志選手 27本
2009年 田上秀則選手 26本
2008年 松中信彦選手 25本
2007年 小久保裕紀選手 25本
2006年 ズレータ選手 29本
2005年 松中信彦選手 46本