


【9月16日(水) ホークス2-0バファローズ 京セラドーム】
<今日の熱男 バンデンハーク投手=8回無失点2桁Kで9勝無敗>
試合前時点でのマジックは「2」。ホークスかつての「故郷」大阪で工藤公康監督の胴上げか――という1日でしたが、ホークスは勝利したもののファイターズも勝ったために連覇決定とはなりませんでした。
とはいえ、マジックナンバーはいよいよ「1」に。17日(木)は本拠地ヤフオクドームでライオンズ戦(18:00開始)。地元福岡で歓喜の瞬間を、とホークスナインは気持ちを新たにして気合を入れ直していました。
16日(水)のバファローズ戦は1点を争う好ゲームとなりました。緊迫した試合展開の中、バンデンハーク投手の快投が光りました。5回1アウトまで打者13人をパーフェクト、7奪三振とこれ以上ないピッチング。初ヒット後に満塁のピンチを背負いましたが、内野ゴロとこの試合8つ目の三振で難なく切り抜けて見せました。
打線は2回に7番の長谷川勇也選手が1軍復帰から2戦連続となるタイムリーヒットを放って先制しました。バンデンハーク投手は8回0封、4安打10奪三振(2桁奪三振は4度目)無四球で1点のリードを守り切り来日9連勝をマーク。9回表には松田宣浩選手が33号ソロを右中間スタンドに叩き込んで貴重な追加点を挙げると、最後はサファテ投手がきっちりと締めくくり昨年に並ぶ37セーブ目をマークしました。
試合後はロッカールームや選手サロンなどで、チーム全員がスマートフォンなどでファイターズの戦況をチェック。そして本当にたくさんのファンの皆様がスタンドで「その瞬間」を待ちましたが、この日の胴上げはお預けとなりました。
ファイターズの試合が終わると、内川聖一キャプテンと松田選手会長からの発案で工藤監督をはじめ、コーチ、ベンチ入り全選手が、最後まで残ってくれたファンの皆様へグラウンドに出て御礼の挨拶を行いました。
2015年9月17日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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