【10月14日（水）～　4勝でCS突破・ホークスにアドバンテージ1勝】

「2月1日に全員で集まってユニフォームに袖を通した時から、今年は日本一連覇を目指そうとやってきました」――と、内川聖一キャプテンが熱っぽく語ります。

リーグ連覇の次なる高みへ鷹が羽ばたくために。まずは10月14日（水）から始まる「SMBC日興証券　クライマックスシリーズ・パ　ファイナルステージ」（以下CSファイナル）を突破しなければなりません。対戦相手はマリーンズ。4勝勝ち抜けで、リーグ優勝のホークスには1勝のアドバンテージがあります。

それでも工藤公康監督は「アドバンテージのことは考えず、全部勝つ」と話し、前日練習の13日にはナインの前で「リーグ優勝したチームの強さを見せましょう。必ずCSを勝って、日本シリーズ連覇して、ホークスの強さを日本中のファンの人に示しましょう」と熱弁をふるいました。

マリーンズとの対戦成績は今季15勝10敗です。CSファイナルを戦うヤフオクドームに限れば9勝4敗で、貯金は同じく5つですが勝率はぐんと跳ね上がります（.600→.692）。

ホークスの“開幕投手”は武田翔太投手。今季自身初の2桁勝利となる13勝をマークし、工藤監督から「今年一番成長したピッチャー」と厚い信頼を受けて大役を託されました。大事なマウンドになりますが、この日も武田投手はリラックスムード。「僕が緊張しないの知ってるでしょ」といつもの笑顔を浮かべてグラウンドへ練習に出ていきました。

打線では中村晃選手がマリーンズ戦に特に強く対戦打率.365をマーク。ポイントゲッターでは李大浩選手。カード別で自身最多タイの21打点と勝負強さを発揮しています。また、初戦の相手先発大嶺祐投手との対戦データでは明石健志選手が.444、松田宣浩選手が.400とよく打っており、初戦のキーマンとなりそうです。

試合前、国家独唱には歌手のCHAGEさん、始球式には人気アイドルグループ「Rev.fromDVL」の橋本環奈さんが登場。地元福岡出身の2人が熱くヤフオクドームを盛り上げます。