
スアレス投手のブルペンを見守る佐藤コーチ
今年のホークス投手陣。昨年よりも防御率は0.1以上改善され、日本一連覇の大きな力となりました。
それでも佐藤義則投手コーチは「厳しく言えば、よくやった、とは思っていませんね。先発投手がもっと勝てたのかなと思います。この打線ならば。武田が13勝したり、攝津が途中休んだ時期もあったが10勝したりしたけど、もっと勝てても不思議でないチーム力。この1年の反省でもあります」と苦笑いを浮かべつつ話しました。
この秋季キャンプ。まずは体を強く、下半身を強くがピッチングの基本ということで、「工藤塾」をはじめとした強化メニューを中心にトレーニングが行われています。
「監督も自分の(現役時代に)やってきた事を若手に教えてくれているし、下半身はしっかりすれば、フォームでもふらつきがなくなってコントロールが良くなる」
ランニングメニューも昨年までよりも劇的に増えています。14日の練習では「800m×6本」。東浜巨投手は「このキャンプでは普通位のメニュー。200m×30本の方が正直きつい(苦笑)」と話していました。
「昨年までは2000mほどしか走っていなかったらしい。まずは体を作ってからという方針なので、ピッチングはあまりさせていない。だから来春のキャンプが楽しみなんですよ。それにこれからのホークスが本当に楽しみ」
来年はまた競争も一段と厳しく、さらにハイレベルに。誇るべき常勝軍団そして投手王国のホークスの土台が作られていく宮崎秋季キャンプです。
2015年11月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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