
【3月3日(木) ホークス3-3タイガース ヤフオクドーム】
<今日の熱男=サファテ投手 2016年初登板も1回完全2Kの快投> 工藤公康監督も絶対的信頼を寄せる鷹の守護神サファテ投手。指揮官の「何の心配もしていません」との言葉通りの快投を見せました。
「去年の神宮(日本一を決めた日本シリーズ第5戦)以来の試合だったけど、初めてにしては良かったと思いますよ」
同点の9回表にマウンドへ。まず初球から151キロの速球を投げ込むと、2球目にはこの日最速の154キロで空振りを奪いました。「去年は、154キロはシーズンに入ってからしか出なかった数字。この時期に出せたのは体の状態がいいからだと思う」と自信のコメント。続く2人目の打者は頭の上を通過するハイボールに思わず手が出て空振りしてしまうほど、サファテ投手のストレートはスピードも伸びも抜群でした。
オフ期間はきっちり休んで、かつしっかりトレーニングも行ってきたことでコンディションは万全です。2014年は64試合で37セーブ、防御率1.05。2015年は65試合で41セーブ、防御率1.11。ホークス3年目となる今季も同様の大活躍が期待できそうです。
また、今年は顔の下半分がひげで隠れるワイルドな出で立ちで周囲を驚かせました。来日当初は「すぐに剃るかも」と話していましたが、「妻も気にいっているし、もうしばらくはそのままでいようかな」と笑っていました。
2016年3月4日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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