

【3月10日(木) ホークス6-0ジャイアンツ ヤフオクドーム】
<今日の熱男=本多雄一選手 3打数3安打でオープン戦打率.450> 力強く鋭い打球が3本、外野へ転がっていった。本多雄一選手が3打数3安打の大活躍。4回に放った3本目はタイムリーヒットにもなりました。
「打ったのはまっすぐ。(攻略に)注力しているストレートを、しっかり仕留めることができました」
今季は速い球に振り負けないことがテーマ。昨季は直球系に弱いというデータもあり、打率.228と不振にあえぎました。故障もありましたが出場機会も減り、出塁も少なかったことで盗塁は5つ。8年続けていた2桁盗塁も途絶えてしまいました。
「きつい1年でした。それを無駄にしたくない」
バッティングに関してはオフの練習から改造に着手。「まずはヒッチをしないように」と、打ちにいく際に一度バットが下がってからトップを作りにいく癖を修正。そしてほぼノーステップで、右半身にカベを作るイメージでバットを振り、軸回転を強く意識しています。
工藤公康監督も「本多くんはいい状態」と話し、セカンドのレギュラー争いで好アピールを続けています。
「最悪だった2015年を、最高に変える2016年にしないといけないんです」
本多選手は熱く、熱く闘志を前面に押し出して、このオープン戦を過ごしています。
2016年3月11日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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