どこまでも伸びていきそうなストレートでした。6月12日（木）ドラゴンズ戦、4月2日以来の完投勝利で6勝目をマークした大隣憲司投手。大胆に攻める強気の投球でドラゴンズ打線を封じました。2点を失いましたが、上位打線はほぼ完ぺきに抑えました。

特に見応えがあったのがウッズ選手との対戦。相手は交流戦だけで8本塁打を放っている強打者です。それでも臆することなく「自分の得意のストレートで勝負したかった」と真正面から挑み、見事に3三振を奪いました。
「高めの球でも振ってくるバッター。コースを狙うよりも思い切って攻めようと思いました。自信になります」。

王貞治監督も「基本である攻める投球ができていた。よく投げてくれたよ」と賛辞の声。「杉内、和田とともに左腕3人でチームを引っ張っているね」と高く評価しました。

「去年の分までやらないと、という強い気持ちでやっているのが結果につながっていると思います。でも、あまり成績を意識せず自分のできることをきっちりとやるだけ。またお立ち台に立てるようにこれからも頑張ります」。

チームは交流戦3位に浮上し、首位に1ゲーム差。初の「交流戦V」が見えてきました。

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