


「日本生命セ・パ交流戦」は折り返し点を過ぎて後半戦へ。6勝2敗1分で首位に立ったホークスは、10日(金)からは本拠地ヤフオクドームにジャイアンツを迎えて3連戦を戦います。
現在、相手のジャイアンツは交流戦3位。「勝率1位」を争うライバルをしっかり叩いて、ホークスの「交流戦V6」へ一気に前進したいところです。
若き先発ローテ陣で臨む今カード。初戦先発は東浜巨投手です。ここまで4勝0敗。イーグルス則本投手、マリーンズ涌井投手に2度、カープ黒田投手に投げ勝っての白星だけに価値も高まります。今宵も対するは菅野投手。エースキラーの本領発揮です。2戦目は千賀滉大投手、3戦目は武田翔太投手が先発する見込みです。
打線では、前節のベイスターズ戦で連夜のアベック弾を放った松田宣浩選手と柳田悠岐選手の“3戦連発”に期待がかかります。特に柳田選手は7試合連続安打中と上り調子。本人は「どうですかね~。わかんないです」とけむに巻きましたが、9日(木)の試合ではホームランの打席よりもタイムリーを放った打席に好調の理由が表れていました。
カウント2ボール0ストライクからセンター前へ強烈な打球をはじき返しましたが、このカウントから打ったのは今季まだ4度目でした。
「意図的に待っていたのではなく、たぶんファウルが多かったんじゃないですかね」
つまりは、打ち損じることなく、狙い球をひと振りで仕留めることが出来た証でもあるタイムリーだったというわけです。
「うーん、どうですかね~。わかんないです(笑)」
ともかく、このジャイアンツ3連戦でも柳田選手のバットには大注目です。また、今宮健太選手は14試合連続ヒットと勢いが止まりません。5月24日時点で.188だった打率は、連続ヒットを経て.249まで上昇しています。しかし、今宮選手はまだまだ満足していません。まだまだ前進あるのみです。
2016年6月10日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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