


6月22日(水)、「日本生命セ・パ交流戦」のMVP選手が発表され、城所龍磨選手が受賞しました。
城所選手は15試合に出場し53打数22安打。打率.415で首位打者に輝きました。さらに5本塁打(5位)、12打点(12位)、6盗塁(3位)。好守でも貢献度が高く、走攻守すべてでホークスの交流戦2年連続勝率1位の原動力となりました。
同日は1軍全体練習が「HAWKS ベースボールパーク筑後」で行われ、練習後に会見が行われました。
受賞の報せにニカっと笑顔を浮かべた城所選手は「ホントにうれしく思うし、びっくりしています。だけど交流戦は、自分では出来過ぎだったと思っています」と戸惑いつつも、「その日の結果は忘れて、常に次の試合でどうやってチームに貢献するか、それだけを考えて臨んでいました。必死でした」と振り返りました。
首位打者と5本塁打の活躍に話が及ぶと、「本塁打はたまたまです」と照れ臭そうにして、「ボクは守備や走塁が持ち味。これからもしっかりとやっていきたい」と気持ちを引き締めなおしていました。
昨年は度重なる怪我で、1軍出場は1試合のみ。「野球が出来ない期間が長かった。その1年間の思い、今年こそやってやろうという思いが、イイ方に出たのだと思います」。また、タイガースの西岡選手と10年近く自主トレを行っており、その西岡選手のトレーナーから「スピードが武器なのだから、それを生かすために筋肥大のトレーニングから体重を落とすやり方に変えたほうが良い」とアドバイスされ、練習方法を見直しました。体重は81キロから75キロへ。「カラダの変化を感じましたし、自分が思ったような動きであったり反応が出来たりすることを実感しました」。
さらにファーム暮らしの頃は細川亨選手、1軍に上がってからは内川聖一選手や本多雄一選手ら先輩選手らから食事に誘われるなどして、「すごくイイ機会を与えてもらい、野球にもプラスになりました」と話しました。
24日(金)からはパ・リーグ同士の戦いが再開します。「ボクは先を見ることなく、次の仙台でのイーグルス戦の第1戦で、どうやってチームに貢献できるかだけを考えていきたい。1試合1試合、高校野球のような気持ちで頑張ります」と城所選手らしい言葉で締めくくりました。