こんにちは。第5クールに突入しています。時が経つのは早いもので、もう間もなくオープン戦も始まっていきますね。筑後からも1人でも多くの若鷹が、逆転アピールに成功し、チャンスを掴んでくれることを期待します。
まずは、宮崎のA組にいるはずの大山凌投手が、筑後で汗を流していました。なんと第1子誕生の瞬間に立ち会ってきたということです。奥様似の元気な男の子だそうです。おめでとうございます!!!
赤ちゃんを抱くようにグラブを抱いてみてもらいました。幸せそうですね〜。倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーターや若田部健一投手コーチにも「絶対立ち会え!人生観変わるぞ」と背中を押されたそうです。「本当にそうでした」と感動増し増しの表情で語ってくれました。「可愛くて仕方がない」とすでにデレデレのパパの顔。キャンプ中ながら、配慮してくれた球団にも改めて感謝していました。
そして、第4クールまで宮崎のB組でアピールを続けていた宮里優吾投手が、第5クールから筑後に・・・。「トレーニングやりすぎて、結構体も張っていて、紅白戦も投げられなかった」と気合いに満ちた日々の中で、コンディション作りの難しさを感じていました。元気な顔を見せてくださいとオファーしたのですが、こちらの表情。
ただ、怪我をしたわけではなく、倉野コーチにも「3月のオープン戦で投げられるように調整してこい」と言われたそうです。1度競争の輪から離れて、自身の体と向き合い、再度アピールすることを誓いました。
とはいえ、「去年よりめちゃくちゃ感覚はいいです。尾形(崇斗)さんとの自主トレの成果です」と良い表情で語ってくれました。“鉄腕シュウト”と過ごした熱い自主トレの成果は確実に出ていると実感中。バッグには尾形ステッカー(しかもキラシール)を貼っていました。
支配下を勝ち取り、師匠と1軍で共演する日を楽しみにしています。
さて、ある日の野手陣のキャッチボール前、選手やコーチ陣に満面の笑みが浮かんでいました。輪の中心には、そうです!愛されキャラの漁府輝羽選手!漁府選手が、キャッチボール前の“気合い入れの声出し”を任されました。ランニングメニューでヘトヘトになっていたところを指名されたようです。特別なことを言ったわけではないそうですが、みんなが笑顔になってスタート!斉藤和巳3軍監督もこの爆笑っぷり。
ついつい触れたくなる漁府選手でした。
投内連携やサインプレーも行われました。新人選手には2年目以降の選手たちが声をかけたり、教えたりする姿も印象的でした。ルーキー投手陣はノートを持って見学です。津嘉山憲志郎投手、しっかりメモをとっていました。
2月20日が18歳のお誕生日だった村上泰斗投手。おめでとうございます!先日は卒業式にも出席。ダブルでおめでとうございます!18歳ながら、取材対応などしっかりしている村上投手ですが、ニコッと笑うと人懐っこさがにじみます。これからの飛躍が楽しみです。
こちらはリハビリ組です。現役ドラフトでホークスに加入し、すでにたくさんのチームメイトを笑顔にしてくれていた上茶谷大河投手。移籍してきて間もない中、肘の手術を受け、筑後のリハビリ組に合流しました。
怪我をしてしまっても、この笑顔。リハビリ組にいると、気持ち的にも暗くなってしまう選手が多い中、上茶谷投手が合流してからは他の選手たちも笑顔でリハビリに励む姿が印象的です。若手選手たちからもその存在感の大きさに感激する声が聞こえてきました。元気に馴染み過ぎて、森山良二リハビリ担当コーチも「アイツすごいな。10年くらいホークスにおるんじゃないか?」と驚いていました。有難い存在ですが、いち早く治して、マウンド上でも躍動してくれる日を心待ちにしています。
そして、生海選手が嬉しそうな笑顔で「楽しみ〜」とタマスタ筑後へ向かいました。脳挫傷の大怪我を負って以降、約1年3ヶ月ぶりの屋外フリー打撃です。久し振りに外で思いっきり打てることにワクワクしていた生海選手。すると、早速のホームランです!強烈な打球で右翼の防球ネットに突き刺すと、スタンドのファンの皆さんからも温かい拍手が。生海選手もすぐに両手を広げて応えました。
「ホームランを打つのってやっぱり気持ちがいいですね」と笑みを浮かべました。今は寝る間も惜しんでバットを振りたいという意欲に溢れているそうです。野球ができない時期があったからこそ、何よりも「打つことが1番楽しい」と改めて感じているそうです。でも、無理はしすぎないでくださいね。これからも前進していく姿を見守っていきましょう。
そして、“今年何だかシルエットが変化したなと思う選手ランキング”で上位に食い込んでいるのが、加藤晴空選手。逆三角形ボディと言うのでしょうか。見るからに顔はシュッとして、身体は引き締まりながらも筋肉質。聞いてみると、「今年は筋量を増やそうとウエイトトレーニングにめっちゃ力を入れてきました」とうなずきます。
今季が育成4年目になる加藤選手。オフには巨人に移籍した甲斐拓也選手に弟子入りし、心身共に成長しました。野球でも人間性でも甲斐選手の偉大さを知った加藤選手は、そこで学んだ「心」を大切に筑後で汗を流しています。
加藤選手とドラフト同期の同い年で、今年から球団スタッフとなった加藤洸稀BPは「僕らの同級生、まだ誰も1軍に行けてないんです…」とこぼしました。2021年ドラフトの高卒入団の選手たちは支配下、育成共になかなかここまでチャンスが掴めていません。加藤洸BPは昨季限りでユニフォームを脱ぎましたが、自身の思いも託すように同級生の活躍を心から願って、今度は支える側へ。「いつでも投げるよ」と加藤選手の打撃練習も精力的にサポートしています。
「仲良くない」とか言いながら・・・
めちゃくちゃ仲良しです。
加藤選手には、そんな支えてくれる仲間の思いにもぜひ、応えてほしいですね。捕手という激戦区ではありますが、加藤選手にしかない強みもこれから生かしながら、戦い抜いてほしいです。