【戦評】

初回に挙げた1点を守り切り7連勝を飾った。唯一の得点打を放ったのは松田宣浩選手。左翼線に鋭い二塁打を放ち走者を還した。松田選手は3試合連続で決勝打をマーク。「特別バッティングの調子がいいわけではありませんが、日に日に盛り上がってきている気持ちで打てているという感じです。今日、明日と結果を出していいイメージで開幕に臨みたいです」と嬉しそうに笑った。

先発は新垣渚投手。「今日ダメならファーム行き」と覚悟をきめてマウンドに上がると、気合をそのままに序盤は奪三振ラッシュ。1番打者から始まった3回は見事3者三振で片づけるなど6回を投げて6三振を奪い、許した安打はわずか3本で無失点に抑える好投を見せた。「いい結果を残して開幕を迎えられるのでよかった」と安どの表情。秋山幸二監督も「渚？いけそうだね」とシーズンに向けて大きな収穫を感じていた。

 

2009年3月29日掲載
田尻　耕太郎（ホークスオフィシャルメディア）