「タカの大砲」が1軍に帰ってきた。多村仁志選手が5月22日（金）のカープ戦（ヤフードーム）で今季初めて1軍登録され、さっそく「7番ライト」でスタメン出場しました。

最初の2打席はいずれも三振。「ホームランを打ちたいという欲が出た。人間、謙虚じゃないとダメですね」と苦笑い。しかし、3打席目はレフト前に抜ける今季初安打を放ちました。「ファームでのがんばりが報われた気がします。復帰まで支えてくれたみんなに捧げたいヒットです」とホッとした様子。さらに、第4打席でもセンターへライナー性の快打を放ち、復帰戦でいきなりマルチ安打を記録しました。

また、村松有人選手も1軍登録され「9番レフト」でフル出場。「ホークス復帰一戦目ということで、年甲斐もなく固くなってしまいました」と、残念ながら3打数無安打1四球という結果でしたが、「チームが勝ってよかった。これからもしっかりチームに貢献できるようにがんばっていきます」と話しました。

打線は確実にパワーアップしました。7回無失点の好投で3勝目をマークした和田毅投手も「チームとして『行くぞ！』という雰囲気になった。それに乗せてもらいました」と相乗効果を強調。この日、打線は8試合ぶりの2ケタ安打となる13安打をマーク。小久保裕紀選手も1ヶ月ぶりの本塁打を放ちました。
この勝利はチームが勢いづく大きな白星です。