初めて手にした先発での白星。それは自身にとっても2年ぶりの白星。藤岡好明投手は「言葉では何とも言えない」と静かに喜びをかみしめていました。
今季がプロ4年目。ルーキーイヤーはプロ野球史に名を刻む大車輪の活躍でした。中継ぎの柱として62試合に登板。それはパ・リーグの新人最多登板記録でした。しかし、その後は低迷。股関節を痛めた影響で投球フォームを崩してしまいました。痛みはなくなっても、元のボールが投げられない日々。「このまま自分は終わってしまうんじゃないか」と不安に陥ったこともありました。
復活を期した今季。1月の自主トレはハードなトレーニングで知られる和田毅投手に弟子入りし、2月からは専属トレーナーとも契約し最善を尽くしました。ラストチャンスにかけていました。
開幕こそ2軍で迎えましたが、ファーム3試合で防御率0.00と結果を残して1軍昇格。当初は従来通り中継ぎでの起用でしたが、チーム事情もあり5月16日(土)のイーグルス戦(Kスタ宮城)でプロ初先発。そして、6月3日(水)のベイスターズ戦(ヤフードーム)が3度目の先発でした。
過去2度の登板では投球数が80球を越えたあたりから明らかな疲労が見られましたが、6回まで95球を投げたこの日は球威が大きく落ちることはありませんでした。「先発することに体が徐々に対応してきたという実感があります」と自信も芽生え始めました。
「今は昔のことは思い出したくない。シーズンが終わってからその話はしたいと思います。今の自分をしっかりと見つめていたい」。
もっと高みへ。藤岡投手がチーム先発陣の救世主になるはずです。
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2009年6月4日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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