今季のホークスには7人の捕手が在籍しています。昨季は山崎勝己選手が100試合に出場したのを筆頭に、田上秀則選手が91試合、的場直樹選手が35試合、高谷裕亮選手が12試合など、出場機会はあったもののレギュラーの座をガッチリと獲得することはできませんでした。「今年こそは」は、昨季1軍出場できなかった選手も含めて全員共通の思いです。

その捕手陣に、今季から的山哲也選手が加わりました。プロ14年間で986試合に出場した経験豊富なベテランの加入で正捕手争いはさらに激化しています。王監督は「的山に関しては、年齢は関係ない。（やれるということを）示してほしい」とチーム最年長選手にゲキを飛ばしました。

でも、負けられない。「このキャンプはスローイングをテーマに練習しています」という田上選手。昨季自己最多の9本塁打を放った打撃が自慢ですが、守備向上を目標に懸命に汗を流しています。「一番の目標は正捕手です」と力強く話しました。
山崎選手も「レギュラーを獲るという気持ちでやっています」と負けじと宣言。「守備も打撃も勝負できる」と手応えを持ってキャンプに臨んでいます。

明日16日（土）からは紅白戦が始まります。開幕1軍、さらに開幕スタメンへ向けた本格的な競争のスタートです。また、明日の「朝の声出し」はA組が田上選手と山崎選手、B組は的場選手が登場する予定です。彼らの強い決意は聞き逃せません。

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