8月4日(火)のマリーンズ戦(ヤフードーム)、田上秀則選手が勝負を決める本塁打を放ちました。3回裏、1点を勝ち越してなおも走者を2人置いた場面で、左中間スタンド中段まで届く特大の14号3ラン。「完ぺきでした」という爽快な一発でした。
しかし、試合後のヒーローインタビュー、そして、ベンチ裏での囲み取材では表情が冴えません。そして、第一声は反省の弁でした。
「先に2点を取ってもらったのに……。あれ(3回表の同点2ラン被弾)は完全に僕のミス。球が甘かった?いや、僕の配球ミスです」。
捕手とは、本当に難しいポジションです。ほとんどの場合、抑えれば投手の評価となり、打たれたときだけ捕手のリードが話題となります。しかし、田上選手はそれを正面から受け止めています。
5月に大隣憲司投手がリーグタイ記録の1試合5被弾した試合でも「僕の責任です」とうなだれました。6月のベイスターズ戦で藤岡好明投手が先発初勝利した試合では、自身が本塁打を放ったことよりも「がんばってゼロに抑えてくれたので」と喜び、「僕のホームラン?関係ないですよ」と言い切りました。
秋山幸二監督は、打撃面はもちろん捕手としての田上選手を高く評価。「自信を持って送り出せるキャッチャーになった」と目を細めます。
囲み取材が終わり、いったんロッカーで汗をぬぐうと、すぐに資料室に向かいました。それは毎日の習慣です。「もっと勉強していかないといけない」。
捕手に最も必要とされるのは経験値。田上選手は試合を重ねるたびに「スーパー捕手」の階段を着実に上っているのです。
2009年8月5日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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