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写真撮影会で少年ファンと笑顔で交流する柴原選手 |
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本塁打を放ちナインに祝福される吉川選手(右) |
雨ときどき噴煙!? 8月8日(土)、鹿児島県立鴨池野球場(以下:鴨池球場)でのウエスタン・リーグのドラゴンズ戦は、天候も試合も大波乱の展開になりました。
試合前の鴨池球場はまずまずの天候でした。練習終了後に球場正面入り口で行った写真撮影会には柴原洋選手、サイン会には金子圭輔選手と江川智晃選手が登場し大きな歓声が沸き起こりました。
しかし、試合開始直前から雨が降り出し次第に本降りに。
雨天の中で始まった試合は、初回に吉川元浩選手のタイムリーで先制する幸先のいいスタートを切りましたが、守備の乱れなどで4回までに9点を失います。途中には桜島からの噴煙が球場上空のすぐそばまで迫り、照明灯が早々に点灯されるなど、この球場ならではのハプニングもありました。
そこからホークス打線が桜島のごとく一気に活気づきます。
ドラゴンズの先発は1軍で通算204勝の左腕・山本昌投手に対し、4回裏から反撃開始。吉川選手の8号2ランなどで3点を返し、続く5回裏にも吉川選手の2点二塁打、辻武史選手の犠飛、李杜軒選手のタイムリーの猛攻で4得点。そして6回裏には辻選手がタイムリーを放ち、ついに9-9の同点とします。
7回表に一挙6点を奪われますが、あきらめない若鷹ナインは9回裏にも3連打で無死満塁のチャンスを作ると、江川選手と辻選手がタイムリー。さらに猪本健太郎選手の3点三塁打で1点差に詰め寄ります。さらに2死満塁として一打サヨナラの好機を作りましたが、最後は藤井翼選手が凡退して、結果は14-15と、あとわずか及びませんでした。
この試合でホークスが放った安打26本。ウエスタン・リーグのタイ記録です。
なかでも活躍が目立ったのは吉川選手。3打数3安打1本塁打5打点の成績。8月5日(水)と6日(木)のカープ戦(由宇)でも1本塁打を含む3安打をマークしており、これで3試合連続本塁打&猛打賞と絶好調です。
「特別調子がいいわけではない。これがピークとは思っていません」と吉川選手。昨年8月には1軍で念願のプロ初本塁打を放っています。相性のいい8月。今季初の1軍昇格を猛アピールしています。