秋山幸二監督が9日、新人5選手に激辛エールを飛ばした。新入団会見の席で、秋山体制2期生となった5選手へのアドバイスとして、プロの心構えを早くも説いた。
「既に競争は始まっているのは実感していると思う。チームとして勝つ目標は一緒だが、生き残らなければいけない厳しい世界。社会人という自覚も持ち、ソフトバンクホークスの看板を背負っていることを常に意識してもらいたい」。プロの世界に飛び込んだばかりの「金の卵」に、晴れの舞台から厳しい姿勢を見せつけた。
親心の裏返しだ。自身はドラフト外入団から努力を重ね、スター選手へと上り詰めた。チーム練習を終えた後、夜間練習でマシン打撃を続けた努力家だけに、妥協は許さない。「1年365日、1日24時間はみんな同じ。練習するのに遠慮することなく、失敗を恐れず、自主性をもってやってほしい」。自らの信条を、新人5選手への助言とした。
もっとも、ホークスの将来を背負う若鷹たちを温かい目でも見守った。「強いホークスをつくるための、すばらしい選手に出会えたことをうれしく思う」。中でも、城島超えを宣言したドラフト1位今宮健太選手のビッグマウスを大歓迎。「負けん気が強いよね。大ボラ吹きでも何でもいいんだよ。その分、やらないといけないと思うんだから」。次代を担うスター候補生に、秋山監督の情熱が早くも注がれていた。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社)
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