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| 契約を更改し会見する和田投手 |
和田毅投手が、杉内俊哉投手とのガチンコ勝負に打って出る。17日、契約交渉に臨み、一発更改。来季目標に「21勝、200奪三振、200イニング登板」を掲げた。来季開幕投手にも意欲を示し、大役を争う杉内投手とあえて同じ目標を並べた。和田投手が開幕戦3勝すれば球団記録(先発)にも並ぶ。今季左ひじ痛での3ヶ月離脱も公傷と認められた左腕が、来年1月のハワイ自主トレを経て、リベンジの10年シーズンに挑む。
和田投手の目指す高みが、すべて杉内投手とオーバーラップした。自身初のダウン更改を終えた会見で、言い切った。「200回登板、200奪三振。そして去年も言ったけれど、21勝」。81年の巨人江川投手を最後に達成者が出ていない“トリプル2”。杉内投手が今オフに掲げた同じ目標をあえて並べた。そのライバルは、通算100勝まで残り21勝のために出した数字だったが、同26勝に迫った和田投手も負けじと同じ数を示した。
さらに、もう1つ。「(今年)開幕投手をやらせていただき、いいものとあらためて思った。先発をやっている以上投げたい。魅力的なものとすごく分かるし、常にそういう気持ちを持っている」。今季に続く2年連続3度目の大役にも照準を合わせたが、こちらも今季15勝の杉内投手が意欲を見せているものだった。
通算74勝の和田投手と、同79勝の杉内投手。入団こそ杉内投手が1年早いが、同学年のライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
和田投手「(開幕を)決めるのは監督。ただ、そういう気持ちを持つことが大事。先発、救援にそういう(高い目標を狙う)志を持った投手が集まっていかないと優勝できない。そういう人間と1年間やりたい。」
杉内投手との高きレベルでのガチンコ勝負を楽しみ、投手陣の両輪としてチームを優勝に導く決意が、にじみ出た。
勝負に勝てば、快挙に近づく。今年4月3日のシーズン開幕オリックス戦で和田投手は完封勝利。14奪三振の快投を演じた。05年の開幕戦でも勝っており、来季大役で勝利すれば球団記録の開幕戦3勝(先発)に到達する。しかも、2年連続完封となれば史上初めてだ。もっとも、開幕戦がすべてではないとあって「シーズン通して続けることが大事」と口にした。
“トリプル2”を狙うだけのハードなスケジュールも組んでいる。来年1月4日にハワイ自主トレへ出発する。同18日に帰国予定だが、2週間近くの練習でオフはわずか1日だけ。秋季練習後もキャッチボールを継続しており、いつでもブルペン入りOKの状態だ。200回登板、200奪三振、21勝は、すべて未知の領域とあって、練習もかつてないハイピッチで進められている。
公傷と認められた左ひじに関しては「問題ない」。既に背番号21の戦いは、始まっている。