和田毅投手が吠えた。27個目のアウトを見届けると、両手でガッツポーズを作り、喜びを爆発させました。
10月15日(金)、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦のマリーンズ戦(ヤフードーム)。「初戦をスギ(杉内俊哉投手)で負けてしまったし、相手の成瀬くんは完投した。借りを返したい。絶対に完投し、返そうと思っていました」。
初回に先制点を奪われ、2回までに58球を費やす内容でしたが、苦しんでいたように見えたのはここまででした。3回以降は完ぺきな投球。1人の走者も許しませんでした。「初回は力んでいました。そのため、ひじが体の内側に入り過ぎていましたが、それでも初回のうちに修正できました」。次々と三振を奪い、8回まで毎回の13個を記録しました。
そして、9回も宣言通りマウンドへ向かいました。「すごい拍手と大歓声をいただいて、ものすごく力になりました。鳥肌が立ちましたね」。134球での完投は、初戦の成瀬投手とまったく同じ。3対1のスコアも同じ。見事なリベンジ投で、CS(プレーオフも含む)では自身初の白星をマークしました。
ところで、1週間前の宮崎での調整登板で、和田投手は「CS用の秘密兵器」を口にしていました。それが大きな武器になったのかと思いきや、「投げていません」とのこと。
「完成度は十分ですが、苦しい投球になれば使うつもりでした。今日は使うまでもない出来でしたから」。
それを披露する舞台は、この戦いを突破したときか。チームは2勝1敗(アドバンテージ含む)と日本シリーズ進出へ一歩前進しました。
2010年10月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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