チーム一丸となって“難敵”を攻略しました。

8月23日（火）のマリーンズ戦（ヤフードーム）。相手先発の成瀬投手にはこの試合まで今季1勝2敗でしたが、本拠地ヤフードームでの2度の対戦ではいずれも黒星を喫していました。さらに、思い出すのも悔しい、昨季のCSファイナルステージでも2敗。計4連敗という屈辱を味わわされていました。

しかし、この日は違いました。2回の先制点を奪うと、4回には内川聖一選手、松中信彦選手、カブレラ選手の中軸3連打で追加点。その後も本多雄一選手がタイムリーを放つなどして、6回までに4得点を奪う見事な攻撃でマウンドから引きずり下ろしたのです。

終盤にはさらに大量得点を挙げたホークス打線。この日3安打1打点でお立ち台に立った内川選手は「僕自身は去年はいませんでしたが、その事実は知っていたし、そして今季の2敗が悔しかった。早いうちに打ち崩さないと、と思って試合に臨みました」と話しました。

また、コーチ陣を中心に対策もとったといいます。その中で立花義家打撃コーチは「悩みながら打席に立つのではなく、打席の中で気持ちを発散してくれ」と思いきりの良さを強調。内川選手も「気持ちを外に出しながら、いい攻撃ができた」と振り返ります。タイムリーを放った本多選手も「一打席目に打ち損じていたストレートに狙いを絞っていました。思いっきりよく打てたのが良い結果に繋がりました」と納得の表情を見せました。

この試合が今季の100試合目。内川選手は「早かった。怪我があったのは反省ですが、ここまでフルスロットで突っ走ってきた」といいます。いよいよシーズン終盤。この日は2位のファイターズが敗れたためにゲーム差を「3」に広げました。残りは44試合。まさに気の抜けない、そして見逃せない熱い戦いをホークスナインはまい進します。