エース左腕が完全復活ダ！杉内俊哉投手が10月8日（土）のバファローズ戦（ヤフードーム）に先発。9月9日（金）以来のマウンドでしたが、ブランクを感じさせない6回無安打無失点の快投で8勝目をマークしました。

スコアボードに次々とゼロが並ぶ中、ヒットの「H」もゼロのまま。ホークス球団では1943年5月26日の別所昭投手以来、68年ぶりのノーヒッター誕生かと期待もありましたが、「故障明けだったから6回、100球がメドでした。6回が終わった時点で自分から交代を申し出ました」と杉内投手は涼しい表情で振り返りました。大記録こそなりませんでしたが、頼もしいエースの復活にヤフードームは大きな歓声に包まれました。

「立ち上がりは試合勘がなくておかしかった。いい感じで投げることができるようになったのは3回あたりからですね」

その言葉どおり中盤は圧巻のピッチング。4回2死から6回を投げきるまで7者連続三振を奪いました。

白星をマークしたのは8月13日（土）以来のこと。「ホッとしますね。ピッチャーの場合、自信になるのは結果だけですから」。三振の数よりも、ノーヒットノーランの記録よりも一番欲しかった勝利を手にした杉内投手は晴れやかな表情を浮かべていました。ホークス投手陣、これでますます強力になります。