お待ちかねのビールかけ。リーグ優勝に続いて2度目ですが、これまでの「思い」が詰まった分、選手たちは喜びの感情を爆発させていました。

会場に監督やコーチ、選手、スタッフらが集合すると、壇上ではまず孫正義オーナーが挨拶。「この前、所沢で生まれて時初めての胴上げとビールかけを経験させてもらいましたが、この福岡のヤフードームで実現できて、思いが今日実りました！」と興奮を隠せない様子でマイクの前に立ちました。続いて挨拶した王貞治会長も「このCSでは自信に満ち溢れた、思いのこもったプレーが我々の胸に突き刺さりました。球場に来たファンの皆さんもテレビなどで見ていた皆さんも、物凄く喜んでくれていました。今日は胸を張って、やりましょう」と熱のこもった言葉をナインに送りました。そして秋山幸二監督は「あと2回やるぞと話して、一つクリアした。でも、もう1回残っています。最後まで目一杯やっていこう」と話すと、選手たちからは気勢が上がりました。

そして乾杯の発声は今回も川崎宗則選手。「次は日本シリーズ。シンプルに4つの『ダ』でいきましょう！」と右手を突き上げ、「やるんダ、勝つんダ、超えるんダ、次は日本一ダ！」の合図でビールかけが始まりました。

ビール3000本、コーラ400本などが一気に噴き出され、選手たちは心から歓喜の声を上げながら互いの健闘をたたえ合いました。

ラストの一本締めは小久保裕紀選手。「必ず日本一になってもう1回ビールかけをしましょう！」と次なる目標へとみんなで気持ちを高めました。