12月23日（金・祝）、FA権を行使してホークスに移籍した帆足和幸投手（背番号11）の入団会見を福岡市内のホテルで行いました。

帆足投手は福岡県小郡市の出身。三井高校から九州三菱自動車を経て2000年ドラフト3位でライオンズに入団。11年間で231試合に登板して75勝56敗1セーブ、防御率3.79の成績を残しました。2005年には自己最多の13勝をマークするなど、シーズン2ケタ勝利は過去4度マークしており、先発投手として安定した投球を続けています。

会見に臨んだ帆足投手は「今は素直に嬉しい気持ちです。ライオンズには愛着もありましたが、僕は福岡で生まれ、福岡で育ち、僕の中に流れる福岡の血が"帰りたい"という思いになった。また、小林さん（ホークス海外担当兼中長期戦略担当部長）の『家族みんなで福岡に戻って、ここで野球人生を終えるくらいの気持ちで頑張ってくれ』と熱く語ってもらったのが移籍の決め手となりました」と話しました。

来季の目標について尋ねられると「具体的な数字はありません。とにかく1年間ローテを守り抜いてチームの連覇に貢献することです」ときっぱり。「僕は三振を多く奪うタイプではないので、バックの野手を信じて投げたい」とも話しました。

また、会見には王貞治会長も同席。「帆足くんの特長はどんな状況でも自分の投球スタイルで投げられるところ。自分の持ち味を理解して示すことが出来る。ただボールを投げるだけがピッチャーじゃない。今の若い選手にはそんな投手も多いが、（若手には）そんな部分も彼から学んでほしい」と大きな期待を込めて話しました