8月31日（金）からは対戦カードが変わってファイターズとの3連戦。すべて本拠地ヤフードームでの戦いです。

前日の敗戦で4位となってしまいましたが、首位とのゲーム差は「2.5」。リーグ3連覇に向けて残り30試合。選手会長を務める本多雄一選手は「おととしの経験（残り6試合で3.5差を逆転し優勝）もある。とにかく最善の準備をして、より強い気持ちで戦うことが大切」と終盤戦へ気合を入れなおしていました。

ファイターズは現在2位。上位を争う相手との大事な3連戦です。初戦の先発は大隣憲司投手。最多勝争いでは攝津正投手と1差の12勝で2位ですが、防御率（1.73）、勝率（.750）でリーグトップに立っています。この一戦で勝って「投手三冠」への返り咲きを目指すのはもちろん、7月の月間MVPに輝いた左腕は8月も4戦4勝、防御率1.16の好成績で「2カ月連続」が見えています。相手先発のファイターズ吉川投手も8月は4戦4勝、防御率0.87の成績を残しており、直接対決で投げ勝って「栄冠」を手元にグッと引き寄せるべくマウンドに上がります。

援護したい打線では内川聖一選手が今月打率4割ジャストでMVP候補の1人。また、江川智晃選手が一軍に昇格しました。30日（木）の二軍戦（ドラゴンズ戦、ナゴヤ）で4打数4安打2本塁打と大活躍。しかも実績十分の山本昌投手、川上投手から一発を放ちました。さらに26日（日）のタイガース戦（鳴尾浜）でも1試合2本塁打をマーク。「調子はかなりいいです」と話しており、全体練習前のアーリーワークでも快音を響かせていました。