



勝ってもまだ続きがある。しかし、負ければ「2012年」が終わる大一番。10月15日(月)の「マニュライフ生命 クライマックス パ」ファーストステージの3戦目は、大接戦の末に3対2で勝利。17日(水)から札幌ドームで行われるファイナルステージ(ファイターズ戦)への進出を決めました。
ホークスナインの、勝利への集中力は最高潮に達していました。
4回表に2点先制となる強烈な左越え二塁打を放ったペーニャ選手は「自分を信じて打席に入った」と話し、結果的に決勝打となるタイムリーを放った内川聖一選手はイニング間に「体の震えが止まらない」と話していました。8回裏、2死一、二塁の場面で相手4番中村選手のあわや逆転弾という特大のセンターフライを打たれましたが、フェンスに手を掛けながらキャッチした城所龍磨選手も「心臓がいくつあっても足りない」と興奮を隠しきれない様子でした。
両チームが見せた気迫の一打、気持ちのこもった一球、執念の守備。キャプテンの小久保裕紀選手は「ザ・プロ野球という試合だった。しびれる試合。ホントいいゲームやった。やめる前にこんなゲームを出来て幸せ者やで」と顔を紅潮させながら話しました。
連続日本一へまず下剋上の第一歩。日本シリーズ進出をかけたファイターズ戦へ、小久保選手は「実戦感覚はウチの方がある。相手はアドバンテージの1勝があるが、ひっくり返してやりますよ」と力強く言いきりました。
また、ファーストステージを通じて活躍した選手に贈られる「マニュライフ生命特別賞」には、初戦で先発し8回無失点と好投した攝津正投手が選ばれました。
2012年10月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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