
試合ハイライト

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【3月20日(水・祝) ホークス0-2マリーンズ ヤフオクドーム】
「全体的にバランスよかったし、(6回までは)イメージ通りに投げることが出来ました」
先発の武田翔太投手。表情からは確かな自信が見て取れました。最速148キロのストレートに加えて効果的なカーブ。さらに「キャンプから練習していた」というフォークボールを初披露し、相手4番の井口選手からいずれも決め球で2打席連続三振を奪うなど大きな収穫を得た登板でした。
それまではやや不安の残る投球が続いていました。オープン戦初登板の2月23日(土)のライオンズ戦(宮崎アイビー)では2回4失点。3月12日(火)のバファローズ戦(京セラドーム)は4回1失点ながら6安打を浴び、75球を費やす苦しい内容でした。
しかし、この日は5回までノーヒッター。6回までは72球という省エネ投球で相手を寄せ付けませんでした。
7回は3四死球とコントロールを乱し、2点タイムリーを浴びて失点したのは反省点。「急に調子が狂った時、どのようなボールで打ち取っていくかが課題です」と話し、開幕前に悪い面が出たことをむしろ前向きにとらえていました。
ところで、新球のフォークボールは、春季キャンプ中にウエートトレーニング室で一緒になった斉藤和巳リハビリ担当コーチ直伝の球種です。「投げるコツを教えてもらい、和巳さんのビデオを何度も見ました」。エースの系譜。飛躍の2年目へ、充実の春を過ごしています。
2013年3月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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