
ヒーローインタビュー

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【6月13日(木) ホークス11-4スワローズ ヤフオクドーム】 猛烈な勢いで頂点へ駆け上った。今年度のセ・パ交流戦の優勝を決めました。2年ぶり4度目。優勝回数は12球団最多です。
優勝を決めたこの試合も、交流戦の好調を象徴するような「超!」猛攻でした。初回、まずは「超!」攻撃的2番打者の李杜軒選手の先制2ランで猛打ショーの幕が明けました。「無死一塁だったので送りバントのサインが出ると思った。だけど、監督の期待に応えられてよかったです。狙っていたストレートを一発で仕留めることが出来ました」。
その後はビッグイニングこそないものの、着実に追加点を挙げていきました。3回裏の追加点で松田宣浩選手の2点三塁打。右中間を深々と破る大きな当たりでした。松田選手は7回裏の打席でもタイムリーを放っており、この試合は5打数5安打3打点の大活躍。1試合5安打は自身初です。「嬉しい気持ちでいっぱい。練習でやろうとしていることがゲームでも出来ています。練習はウソをつかないということを感じます」。また、好調な打線全体も松田選手にとってプラスになっているようです。「前のバッターが繋いでくれて、ランナーがいる状況で回してくれる。僕も繋ぐ意識で打席に入っています」。松田選手が4番打者に定着して以降、チームは10勝1敗1分と快進撃を続けています。交流戦23打点は12球団トップ。頼れる4番打者は、この日もいつもの「ワン、ツー、スリー、マッチ!」でお立ち台を締めくくりました。
そして、本拠地ヤフオクドームで初めてお立ち台に上がったのは千賀滉大投手。9回にマウンドに上がると、こちらもいつも通り2三振を奪って3者凡退の快投。これで26試合連続無失点と記録を伸ばし、昨季岡島秀樹投手が樹立した球団記録に並びました。「積み重ねを開幕当初から出来てきたのは嬉しい。自信になります」。このカードから守護神を任される方針も明らかになり、期待値は上がっていく一方です。「最後を投げるという変な緊張はありません。点差が小さければ、また違うと思いますが、今日はやりがいや楽しさがありました」。次は新記録へ。「これからもゼロを続けていきたい」と話す20歳右腕の表情は逞しさが増してきました。
2013年6月14日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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