


ホークスに帰ってきたムネリンが、タマスタ筑後にいざ見参。
4月4日(火)のウエスタン・リーグ公式戦のバファローズ戦で復帰後初めての実戦出場をしました。「1番ショート」でスタメン。試合前に水上善雄2軍監督が「まずは2打席のみ」という限定出場でしたが、初回からさっそく見せ場を作りました。
1回表のショートの守り。マウンド上の大隣憲司投手に大きな声で発破をかけ、1死一塁の場面では「4-6-3」の併殺プレーに加わり鋭い送球を披露しました。
そして1回裏の第1打席。岸田投手の直球系のボールを引っ張ってライト前にクリーンヒットを放ちました。第2打席は3回裏1アウト一塁で回ってきてセカンドゴロ。一塁走者として残りましたが、その後二塁盗塁を試みてアウトになりました。
3回終了時点で交代。守備機会は併殺参加を含めて2度あり無難にこなしました。
出場後に報道陣の質問に応じた川﨑選手の第一声は「昨日から緊張して眠れませんでした。ドキドキして早く起きた。午前3時30分から起きてます。決して時差ボケではありません」でした。
この日のタマスタ筑後は平日ながら3,113人の満員御礼。「18年目、今年36歳になる僕みたいな人間に興味をもってくれてありがとうと言いたいです。サンキュー、ベリーマッチ!」。
復帰後初打席でヒットを放つあたりはさすが。「ボールも貰ったし、みんなにサインを入れてもらって飾りたい」とニコニコ顔でした。その一方で「日本のピッチャーは打ちづらい。自分の打撃が出来なかった。きりきり舞いでした」とも振り返りました。アメリカの投手と日本の投手の違いは“間”です。日本はその“間”があるために、打者はタイミングの取り方が微妙に変わってきます。「長くやっていたはずなのに忘れている。ちょっと考えないといけない」と課題を挙げ、守備も人工芝でのプレーへの対応を挙げていました。
5日(水)以降もウエスタン戦に出場する意向。「5日はセカンドを守ります。6日はキャッチャーかな」とムネリン節はやはり健在でした。