2022/02/12 (土)
選手

田中正投手“新相棒”味方にローテへ視界良好

【2月12日(土)キャンプ第3クール3日目】

A組はこの日も紅白戦が行われ、打撃陣には3発のアーチが飛び出しました。
藤本博史監督は、まず「若い選手が目立っていたね」と笑顔を浮かべて、一発を放った渡邉陸選手と井上朋也選手の名前を挙げました。 渡邉選手はB組からの参加で好アピール。強打自慢の捕手で、このクールでは王貞治会長兼特別チームアドバイザーから熱血指導を受ける場面も見られました。「バットのヘッドを走らせて打ちなさい」というアドバイスも実践できて、渡邉選手も大きな自信をつけていました。井上選手は前日の2安打4打点に続く活躍で「若い選手が頑張ってくれるのはありがたい」と藤本監督を喜ばせていました。

そして、もう一人本塁打を放ったのが今宮健太選手でした。藤本監督は「今まで上半身を振り過ぎていた感じがあった。そこを意識して練習しているし、今日のホームランも昨年までのような打ち方ではなかった」と評価。また、紅白戦初出場で3打数1安打だった松田宣浩選手についても「合流して状態はいい。最後にヒットも出て納得しているのでは」と話していました。

投手陣では田中正義投手のピッチングが光りました。最速152キロをマークして2回無失点。課題としている変化球も多く投げ込み、意図を感じさせる投球をしていました。「まだまだ精度を上げていかないといけない」と納得はしていませんでしたが、一塁走者を牽制で刺す場面もあり、これまで苦手としていた部分の向上も見られました。
ところで、この日の田中正投手は見慣れぬ姿をしていました。朝のウォーミングアップからずっと眼鏡を装着しており、マウンドにもそのまま上がっていました。
「自主トレ中に、目の機能に伸びしろがあるんじゃないかと言われて、やれることは全部やってみようと思って試しています。焦点を合わす力とか。目からの情報で体が動くと言いますから」
視機能を向上させるために専門店に行き、特殊なゴーグルを作成。それが昨日11日に届いたという。
「目で正しい情報を得ることで体の反応も変わる」
目指す開幕ローテ入りに向けて、視界良好といったところです。

また、B組にはリチャード選手が筑後C組から合流。元気な声で朝から猛アピールし、「通常フリー打撃が良くなかったんで、お願いして入れてもらいました」と居残り特打にも参加してバットを振り込みました。小久保裕紀二軍監督が打撃投手を務める中、20分間で25発のサク越えがノルマでしたが、途中から10本追加となり、20分35発を見事にクリアしていました。

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