
ヒーローインタビュー

※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください



【8月29日(木) ホークス5-1マリーンズ ヤフオクドーム】 一塁ベンチ裏の通路で「勝利の花火」の音だけを楽しんだ。少し驚くしぐさでおどけた明石健志選手は、満面の笑みを浮かべていました。
待ちに待った今季初のヒーロー。一軍に昇格したその日にさっそく結果を残しました。同点に追いつかれた直後の4回裏、決勝となる今季1号勝ち越し3ラン。「打ったのは高めのストレートでした。本当に最高の一打です!」。明石選手の本塁打は昨年の6月5日、ジャイアンツ戦(ヤフオクドーム)以来です。
慌ただしい一日でした。前夜に一軍昇格を伝えられていましたが、この日は朝から雁の巣球場に出向いて二軍戦に出場。5回まで試合に出て、ヤフオクドームに移動して「7番一塁手」で即スタメンとなりました。しかし、疲れよりも充実感。「今年は自主トレで怪我をして、シーズン序盤はなかなか打てずにファームに行きそこでまた怪我をしてしまった。早く上がりたいという気持ちで常にいました」昨季は自己最多の135試合に出場しさらなる飛躍を誓っただけに、これまで以上の悔しさが心の中にはありました。
「(自分の前を打つ)マツさん(松田宣浩選手)が送りバントをしたのはびっくりした。この試合の重みを感じました」
マリーンズに3タテされるのだけでは絶対に阻止しなければいけない大事な一戦。明石選手に一発で手にしたリードを、2番手の嘉弥真新也投手が2回3分の1を無安打に抑える好リリーフを見せて2勝目をマーク。その後も4人の投手がゼロを並べました。「これからも1試合1試合ゼロに抑えられるように、全力で腕を振っていきたい」と嘉弥真投手。30日(金)からは首位を行くイーグルスと本拠地ヤフオクドームで3連戦。頂点を目指す戦いへ、大きな弾みのつく白星となりました。
2013年8月30日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
選手一覧へ戻る