
【3月1日(土) ホークス4-2イーグルス ヤフオクドーム】
2014年最初のヤフオクドームでの試合。地元"開幕"の先発マウンドを任されたのは、「福岡に帰って来た」右腕の中田賢一投手でした。
「親や知り合いも観に来ていました」。ホークスのユニフォームを着て初めて立つマウンド。それでも、「変な緊張感はなくて、いつも通り投げられました」と笑顔で振り返りました。予定の3イニングを投げ切って被安打1の無失点ピッチング。2回2死からは4者連続で三振を奪う快投も披露しました。
それでも登板後は「結果としては良かったけど、中身はまだまだ」と慎重な様子。「決め球のフォークが抜けたり、コントロールが甘いところもあった。公式戦ではやられる。でも、スピードガンの表示自体はあまり出ていなかったけど、甘いコースでもファウルを取れていた。このままの感じでやっていきたい」と手応えも口にしていました。
「僕は基本的にどんどん真っ直ぐで勝負するピッチャー。変化球は低めに投げるのが基本だけど、ストレートは高低よりも内と外のラインを意識して投げています」と語るパワー系の投手。開幕へ向けて、さらにギアが一段階も二段階も上がっていくでしょう。秋山幸二監督も「投げっぷりが良かった」と評価していました。
2014年3月1日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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