
グラウンドに登場した工藤監督

柳田選手、投げ込み用サインボールにサインのほかに「熱男」と書き込む

松坂投手、初めは緊張気味もキャッチボールの頃にはリラックス
球団史上初の日本一連覇をめざす2015年シーズンへいざ始動。2月1日(日)、宮崎春季キャンプがスタートしました。工藤公康新監督にとっては16年ぶりとなるホークスのユニフォーム姿のお披露目となりました。
午前10時開始の練習前には工藤監督を歓迎するセレモニーが行われ、アイビースタジアム三塁側スタンドに「おかえり」の人文字を作り上げました。「嬉しかったです。帰ってきたんだと改めて実感しました」と工藤監督。常勝軍団を築き上げる第一歩となるこのキャンプへの思いを改めて強くしました。
ウォーミングアップから「工藤イズム」は見られました。例年より長く80分以上、ランニング系やストレッチ系のメニューで体を温めました。また、「野球は正面にまっすぐ走るだけではない。切り返しがあったり、体勢を変えながら走ることもある」という工藤監督の考えを取り入れた練習も行われました。
その後、ブルペンに、グラウンドに、「12分間走」を行うサブグラウンドに、と精力的に歩き回った工藤監督。「(ブルペンでは)ピッチャーは飛ばしていたね。アピールしたい気持ちは分かるが、試合でいい結果を出して欲しい。コンディションを徐々に整えてほしいので、球数は抑えていいという話をしました。打撃陣は早くも3選手が特打を行い、出来上がりの早さを感じました」と顔を綻ばせました。
そして、注目の新戦力、松坂大輔投手。初日はブルペンでの本格的な投球練習は行いませんでしたが、傾斜を使ってボールを投げ、マウンドの感触やフォームの確認は行いました。「いつもそうですが、ユニフォームを着て練習すると疲れる。新しいチームなので分からないことが多くて、気持ちの部分でも疲れました。でも、周りが声を掛けてくれて、ホークスはすごくやりやすいチームだと思いました。ファンの方もたくさん来てくれて、声も掛けてもらえた。ちゃんと結果で応えたい」と笑顔も見せつつ、ホークスでの初日を振り返りました。
2015年2月1日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
選手一覧へ戻る