
【春季キャンプ第4クール初日】
2月14日(土)、宮崎はこの日も暖かな陽気に恵まれました。生目の杜運動公園には31,800人が来場。バレンタインデーということもあり、選手たちはファンの方々から頂いたチョコレートを持って、サブグラウンドから球場に戻ってくる姿がたくさん見られました。
この日は紅白戦がありませんでしたが、お昼過ぎのアイビースタジアムは満席状態。その視線はマウンドに注がれました。先発ローテ候補の3人である松坂大輔投手、中田賢一投手、大隣憲司投手が打撃投手を務めました。
やはり注目度ナンバーワンは松坂投手でした。打者相手に投げるのは今キャンプ初めて。つまり日本の球場のマウンドに上がるのは久しぶりのことでした。高田知季選手と牧原大成選手を相手にすべてワインドアップから48球を投じました。ヒット性の当たりは7本。牧原選手のバットを折るシーンもありました。
登板後に松坂投手がインタビューに応えました。「今日はすべての球種を投げました。ストレート、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、シュートです。全体的に思ったところに投げられました」と納得の表情。「僕はブルペンで投げるよりもバッターを相手に投げた方がイイ形で投げられることが多い」と収穫も感じているようでした。「実戦で投げる状態から比べると6割くらいですが、現時点では十分だと思います。今後もあと1回か2回打撃投手をやらせてもらえれば」と今後の調整法について明かしました。
中田投手、大隣投手もキレのある球を投げ込んでおり、紅白戦で好投した飯田優也投手や東浜巨投手ら若手組との先発ローテ争いは今後ますます激しくなる予感です。
2015年2月14日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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