

【春季キャンプ第6クール1日目】
宮崎春季キャンプはいよいよ最終クール。この3日間は「球春みやざきベースボールゲームズ」が開催され、連日対外試合が組まれています。24日(火)はマリーンズとの試合でした。今季ペナントレースの開幕戦で戦う相手だけに気合十分で臨んだホークスでしたが、試合は残念ながら1対2で敗れてしまいました。それでも得点を挙げた2回裏にはこの日4番に座った内川聖一選手が二塁打で出塁し、すかさず5番・李大浩選手のタイムリーで1点という2015年の新しい攻撃の形も見られました。
投げては先発した武田翔太投手は試合後に納得の表情を見せていました。結果は4回1失点。制球面に課題もありましたが、それ以上に「このキャンプでテーマにしていた強いストレートを投げることが出来ました」と満足の笑顔。「ファウルを打たせることが出来たし、バッターを押し込めていたと思います。僕の感覚では150キロ出ていたようなストレートを投げることが出来ました。スピードじゃないんですけどね。でも、今日のストレートはよかったです」と話し、先発ローテ入りへ猛アピールしました。一方、2番手で登板した山田大樹投手も先発ローテの一角を狙う左腕ですが、こちらは3回1失点にも不満顔。「内容をもっと上げていかないと」と厳しい表情で話しましたが、ここまで一定の結果は残してきています。
また、この日の練習では五十嵐亮太投手が今キャンプ初めて打撃投手を務めました。五十嵐投手は2月8日に右ふくらはぎに張りを感じ一時別メニューで調整を続けていましたが、その間もブルペン投球は定期的に行うなどして準備は進めていました。この日は本多雄一選手と松田宣浩選手を相手に49球を投げ込みました。五十嵐投手「周りは焦らなくてもいいというが、焦らないのも良くない。じっくり早く、という感じですかね」と話しています。経験豊富な右腕だけにシーズンにはきっちり合わせてくるでしょう。
※曇り 14℃ 来場者10,400人(試合観衆は7,000人)
2015年2月24日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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