


【3月18日(水) ホークス3-2マリーンズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男 大隣憲司投手=先発し5回1失点。安定感ある落ち着いた投球> 開幕ローテへ調整は万全です。大隣憲司投手が3月18日(水)のマリーンズ戦(ヤフオクドーム)に先発し、5回1失点と好投を見せました。大隣投手自身は「球数が少し多かった」(5イニングで73球)と悔しそうにしていましたが、1イニング平均で15球に満たず、決して多いという数ではないだけに、大隣投手の目指すレベルの高さを窺い知ることの出来る言葉でした。
被安打5や一部シュート回転した直球など反省点も口にしましたが、「全体的には自分の思い描いているボールに近づいてきていると感じました」と手応えを口にし、「ストレートは球速表示(全体的に130キロ台中盤)よりも手応えがありました。変化球はチェンジアップの“抜け”に課題がありましたが、鶴岡さんがカーブを上手く使ってくれた」と納得顔。7割から8割の出来と言いますが、「開幕まで今までと変わりなく調整を進めていきたい」という言葉から確かな自信を感じ取ることが出来ました。
昨年のシーズン終盤には大事な局面をすべて任され、すべての試合において好結果で応えた左腕。「あの時と比べてしまうとしんどくなるので、あまり意識しないようにしています。とにかく1年間の中でどのようなピッチングをするか。それを見極めながら投げ抜いていきたいです」。一時期だけの輝きではなく、1年間ローテを守り抜くことが今年の目標。大隣投手の強い決意が詰まっている言葉でした。
2015年3月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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