


【9月17日(土) ホークス6-3バファローズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男=松田宣浩選手 初回タイムリー&24号本塁打>
お立ち台の決め台詞はお馴染みのアレ。「ワン、ツー、スリー、マーッチ!」。満員御礼38,500人のスタンドとの一体感がさらに増しました。
その声はかすれ気味。ベンチでは、常に誰よりも大きな声を出してチームを盛り上げる。それは松田選手のプロ野球選手としてのある種の生き様です。
一戦必勝の試合が続く中、重要なのは先制点。初回、中村晃選手のタイムリー二塁打で1点を奪った後にすかさずもう1点を追加するタイムリーを放ちました。
「しっかり集中して打席に入れました」
そして3対2と詰め寄られた6回裏、貴重な一発をレフトの「SANKYUホームランテラス」に運びました。「打ったのはカーブ。しっかり食らいつきました。個人的にもチームとしても大きなホームランになったと思います」とご満悦。これが9月最初のホームラン。自身15試合ぶりとあって「早く『熱男ー!』をやりたかったし、ファンの皆さんも一緒にしてくれているのは分かっていたので打ててよかったです」とニカっと笑みを浮かべました。
これが今季24号。「早く25本打ちたい。そうしたら、次は30本」。昨季の35発には遠く及ばず、打率も2割6分台と納得できるものではありません。
「とにかく、今はチームが勝つために。ホームランは狙っているわけじゃないけど、試合の流れを変えたり、運んだりする大きな力があります。それが醍醐味です。それに今日は和田さんが投げた試合。勝ててよかったです」
和田毅投手は5回で交代しましたが、きっちりリードを守り切って15勝目を挙げました。最多勝レースでリーグ単独1位になりました。さらに打線はクリーンナップが大活躍で、好調の内川聖一選手も18号ホームランを放つなど、勢いづく勝ち方が出来ました。
残り試合も熱男ファイヤーの気持ちを表に出して、一戦必勝で戦います。
工藤監督の熱男トーク
――松田選手、内川選手が貴重なホームラン。
「非常に大きな一発でした。ピッチャーも勇気になったと思う。いいホームランでした」
――和田投手は5回で交代。
「ちょっと手を振ったり、疲労があるのかなと察知したので。ボールも少し抜けてきていたし佐藤コーチに早めに代えましょうと話をした」
――岩嵜投手が好投。
「プレッシャーのかかる場面だったが、いい投球だった。今までのいろんな経験が自信になっている。それが今日の結果につながった」
――2回3分の1を投げた。連投は厳しい?
「そんなに弱くないから大丈夫です。ただ、東浜投手もいるし、明日話をしてみてからだね」