3月19日（金）、開幕前日練習を札幌ドームで行いました。午前9時30分に開始し、投内連係やフリー打撃など約3時間の調整を行いました。

3月20日（土）、栄光の開幕投手を務めるのは杉内俊哉投手です。「大役」を伝えられたのは昨秋の宮崎キャンプでした。「あの時はまだ先のことなのでピンとこなかったが、当日になれば少し緊張するでしょうね」とほほ笑みました。オープン戦は3試合に登板し、14回3分の1を投げて21奪三振と力強い投球を見せました。

「手応えはいいですよ。すごく体がキレているし、調子もいい。どの球種でも操れている感じがあります」。

開幕戦のポイントは「先に点を与えないことと、粘り強い投球。しっかり投げれば、必ず味方が点を取ってくれる」と話しました。チームを代表するエースとして「勝利をもたらす投球をします」と意気込んでいます。

また、選手会長の川崎宗則選手も開幕に向けて「楽しみです」と気持ちを高ぶらせています。今季は球団11年ぶりのビジター開幕ですが、川崎選手は「20日（土）と本拠地開幕の26日（金）。2回も“開幕”を迎えることができるのでラッキーですね」とポジティブに話しました。オープン戦では打率.333、13打点、6盗塁の好成績を残しましたが、決して油断はありません。

「シーズンになれば相手の攻め方も変わってくる。気を引き締めて目の前のことをしっかりとやるだけです」。

相手ファイターズの開幕投手はダルビッシュ投手。プライベートでは親しい仲ですが、「グラウンドに入れば関係ない。恨みっこなしの勝負。全力で僕の表現を彼に見せたい」と口元を引き締め、「今年はやらんといかんばい！」と気合を入れました。