同率1位が戦った究極の首位攻防戦で新しいヒーローが誕生しました。8月27日(金)のマリーンズ戦(ヤフードーム)、森福允彦投手がプロ初勝利を飾りました。
2点リードで迎えた5回でした。先発の山田大樹投手は立ち上がりこそ順調でしたが、4回に崩れて5回も1死満塁とピンチを招いて降板。迎えるは右の強打者の井口選手と金泰均選手でしたが、秋山幸二監督は左腕の森福投手をマウンドに送りました。
前日の試合、延長戦で2イニングに登板。5者連続三振を含むパーフェクト投球でかち取った「勝ちパターン」でのマウンドでした。
「首位攻防戦の厳しい試合で投げさせてもらえる。監督やコーチに感謝の気持ちも込めて、強い気持ちでマウンドに上がりました」。
しかし、井口選手に対してカウント1-3。それでも森福投手は「絶対に逃げない」と心に決めて真っ向勝負を挑みました。
「逃げる気持ちがあったら打たれる。以前の自分はそうだった。でも、今は違う」。
フルカウントからの6球目、134km/hのシュートで空振り三振。続く金泰均選手もやはりシュートでセカンドゴロに打ち取り、それまでざわついていたスタンドからは屋根を突き破るほどの大歓声が沸き起こりました。
6回も投げきって1回3分の2を無失点の好投。7回以降は「SBM」リレーで逃げ切り、森福投手は初めて勝利投手になりました。
「ウイニングボールは親に渡します。ずっと待っていてくれたと思うので」。
身長171cm、体重63kg。「女子高生デー」で女性用に作られたユニフォームでさえ着られるほど小柄な左腕ですが、大事な首位決戦で誰よりも輝きを見せました。
この大事な時期にニューヒーローが誕生するこの流れ。ホークスは間違いなくVロードを突っ走っています。
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