前半戦を締めくくる会心の好投を見せたのは和田毅投手。7月20日（水）のライオンズ戦（ヤフードーム）に先発し、8回1失点で今季8勝目をマークしました。

主戦を担う責任感と、"先輩"としての意地を発揮した131球の力投でした。
「ここ数試合は救援陣に負担がかかっていたので何とか8回、もしくは9回完投という気持ちでマウンドに上がりました。何とか8回を投げることができました。また、この『鷹の祭典』では岩崎と大場が素晴らしい投球をしていた。先輩の僕が不甲斐ないピッチングをするわけにはいかないと、すごく気合が入っていました」

ホークスは75試合で球宴までの前半戦を折り返し。消化試合数もほぼ半分。ここまで8勝の和田投手。昨季の17勝には少し届かないペースですが、「MVPからの進化」を求めて臨んだシーズンの成果は確実に発揮されています。その１つがこのライオンズ戦。昨季は1勝4敗、防御率8.04と大の苦手にしていましたが、今季は2勝0敗で防御率0.56と大健闘しています。さらに、体重増のおかげで「スタミナがついたかなと思います」と実感しており、夏場の戦いでも好投を続けられる予感大です。

和田投手はこの白星で通算白星を99としました。いよいよ大台に王手です。
「後半戦最初の試合で決められるように頑張ります」

そして、今季の「鷹の祭典」を戦い終えました。昨年と同様にライオンズ戦で3連勝。「昨年は『カチドキレッド』で3連勝。今年も『チャンピオンブルー』で3連勝。だから今年も絶対に優勝します！」と青一色のスタンドに誓うと、この日も37,025人の超満員のスタンドからは大歓声が沸き起こりました。