2011/08/18 (木)
選手

松中選手と和田投手、それぞれの「10」の思いを語る。

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和田投手、松中選手
ヒーローインタビュー

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8月17日(水)のバファローズ戦(ヤフードーム)は2つの誇るべき「10」が誕生した試合でした。

主砲は、13年連続でそれを達成しました。松中信彦選手です。0対0で迎えた4回裏の先頭で打席に立つと、インコースの直球をジャストミート。ホークスファンで埋まる右翼席に突き刺さる先制10号ソロ本塁打となりました。「流れが(ホークスに)来ていなかった。けど、せっかく4番を打たせてもらっているし思い切っていこうと思ったのが最高の結果になった」と喜びました。この一発で、松中選手はレギュラーを獲得した1999年以来2ケタ本塁打の継続達成となりました。「いい打ち方ができたと思います。でも、今日は今日で終わり。また明日ですね」。節目となる通算350本塁打にもあと4本と迫っており、あくまで前だけを見据えていました。

もう1人は和田毅投手です。先発し、7回途中までを無失点の好投。見事に今季10勝目をマークしました。これで今季10勝目。2年連続7度目のシーズン2ケタ勝利達成です。7度以上はホークス球団史上6人目。かつて同じ背番号「21」を背負った伝説の名投手、杉浦忠氏に並ぶ記録です。「大先輩ですし、光栄なことです」。しかし――「先発を任せてもらっているので2ケタ勝利は最低限の目標。今季は9年目なので、9度目でないといけない。納得はしていません。去年は17勝できた。ここから1つずつ重ねていきたいと思います」と和田投手もまた今の記録に浸ることなく、さらなる前進を誓いました。

ホークスは前の2カードを負け越す苦しい戦いが続いていましたが、連勝で3カードぶりの勝ち越しを決め、貯金を再び30の大台に戻しました。真夏の快進撃は、ここから再スタートです。

2011年8月18日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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