圧勝で直接対決の初戦を制し、マジックナンバーは「5」。いよいよ片手で数えられる数字になりました！9月27日（火）のファイターズ戦（ヤフードーム）。投打で相手を圧倒して10対1で勝利しました。

投のヒーローはホールトン投手です。5回2死までは1人の走者も許さず、無四球1失点で見事な完投勝利。今季16勝目をマークしました。この白星でついにダルビッシュ投手（ファイターズ）、田中投手（イーグルス）と並びパ・リーグ最多勝争いのトップタイに並びました。

「信じられない気持ちだね。ただ、まだシーズンの途中。終わってから振り返った時に、スゴイ数字を残したんだなと実感すると思う」

タイトルについては「意識はしない」といいます。「勝利は自分1人ではどうなるものではない。良い投球をしても打線が打たないと勝ちはつかない。ここまで来たのは首脳陣とチームメイトのおかげ。感謝しています」と話しました。

そして打のヒーローは松田宣浩選手。6回に試合を決定づける24号2ラン本塁打を、センター右へ叩きこむ特大の一発でした。

「内川さんが繋いでくれたので、積極的にどんどん行こうと思っていました。（初球を）狙っていました」

また、25日（日）から4番に座り、この日で2試合連続。本拠地ヤフードームでは初、そして4番で本塁打を放ったのも初めてです。

「1打席目に『4番だから決めてやろう』と思って打席に立ったら三振。僕は『4番目のバッター』です（苦笑）」

それでも、24発はリーグ2位の成績。スラッガーとして期待され続けてきた男が、今季ついに覚醒の時を迎えています。