




アジアシリーズ2011初戦を翌日に控えた24日、ホークスが台中インターコンチネンタル球場で公式練習に臨みました。
なれないグラウンドとあって、天然芝の内外野のバウンドや外野フェンスのクッションの確認、打球と屋根の影の重なりのチェックなど入念な守備練習を行いました。
秋山幸二監督は「基本的にスタメンは、シーズン中とあまり変わらないよ。」と全力野球を強調。予告先発の大場翔太投手は、「大事な試合の先発を任せてもらいました。しばらく試合で投げていないので、本当に楽しみです。目一杯いきます!」とはやくも気合十分。
本多雄一選手は「意外に芝が遅い(打球の勢いが弱くなりやすい)気がする。早め早めに動かないと、内野安打になっちゃうね」とチェックは十分の様子。
内川聖一選手は「いやぁ、開放感あっていい球場ですね!もうチケットは売り切れ?それは楽しみだなぁ。」と闘志を燃やしていました。
公式練習後の記者会見で秋山監督は「どの選手もなかなかいい動きをしてた。気候もいいし、台湾が初めての選手も違和感なく試合に入っていけるだろう。明日先発の大場は、試合登板そのものは久しぶりだが、国際大会の経験も豊富だし持ち味を見せてくれると思っている。台湾はグリン。知らない選手じゃないからしっかり攻略したいね。」と力強くコメント。
川崎宗則選手は「調子は絶好調です!この球場はオリンピック予選以来の久しぶりでテンションが上がりますね。(練習前に開いたサイン会では)ホークスのレプリカユニフォームを着ているファンも結構いて、台湾にも応援してくれている人がいるんだなぁと感激しました。良いプレーで頑張ります!加油!(頑張ります!)」と最後は、中国語でコメント。
台湾の報道陣から「台湾のファンのために、何か他にも中国語を話してほしい!」とリクエストを受けると、少し悩んで「真可愛!(キミってカワイイね!)」と陽耀勲投手から習いたての中国語を披露し、会場は爆笑の渦に包まれました。
夕方からは出場4カ国が一同に介しての歓迎パーティが開催され、明日からの試合を前に選手同士が交流を深める様子も見られました。
25日の試合のホークス予告先発は大場投手。対する、統一セブンイレブン・ライオンズ(台湾)の予告先発は、台湾での登録名「格林」のライアン・グリン投手。日本球界でも、楽天イーグルスや日本ハムファイターズで活躍し、交流戦のMVPにもなった選手だけに要注意です。