


2月7日(木)で春季キャンプは第2クールまでが終了。今クールから、野手のフリー打撃に投手が登板しています。この日は五十嵐亮太投手、寺原隼人投手、江尻慎太郎投手、山本省吾投手、金澤健人投手がマウンドに上がりました。
五十嵐投手は吉村裕基選手と本多雄一選手に対して投げました。登板後には「ブルペンとマウンドでは景色が違うし、マウンドの傾斜なども微妙に違う場合がある。ただ、今日はあれこれテーマを考えずに、自分の感覚を大事に投げました」と振り返りました。かつてセーブ王を獲得した実績があり、メジャーリーグでプレーした経験もある五十嵐投手。この注目の新戦力右腕については、ケータイ、スマホ公式サイトの「オフィシャルライターのピリ辛コラム」で今季の意気込みや、秋山幸二監督との意外な接点などについて書きます。ソチラもぜひご覧ください。
そして、寺原隼人投手の投球を熱心に見守ったのが王貞治球団会長。「強い球を投げていたね」と笑顔を見せました。また、「選手というのはできれば1つの球団で終わりたいと思う人が多い。だから彼も(トレードは)不本意だったかもしれない。でも、それが今の彼に生きている」と話し、「意気込みを表に出すタイプではないが、ピッチャーなんだからマウンドの上で出してくれればいいんだよ」と期待を寄せました。
打撃陣も投手の生きた球を実際に見たことで、試合勘を少しずつ取り戻してきているようです。内川聖一選手が上手くミートさせて打球をレフトスタンドに運ぶシーンや、松田宣浩選手が左中間への鋭いライナーを放つなど状態が上がってきています。
この日は冷たい風が吹いて体感温度はかなり低い一日でしたが、選手たちの練習はいつものように熱がこもっていました。
8日(金)は練習休み。9日(土)から第3クールに突入します。
※天気:晴 気温13℃ 来場者:6800人 2013年2月7日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)