
ヒーローインタビュー

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【5月19日(日)ホークス12-4ドラゴンズ ヤフオクドーム】 まるで「打ち出の小槌」のように、内川聖一選手のバットからヒットが生まれるのだ。初回にレフト前ヒットを放つと、3回裏には1死一、二塁からまたもレフトへタイムリー。4回裏はレフトへ2点二塁打を放ち、同点からの勝ち越しを演出しました。さらに5回裏と7回裏のヒットも打点つきで、終わってみれば5打数5安打6打点の大活躍。ホークスの圧勝劇のヒーローは「もう少し分割して(毎試合)打てればいいんですけどね」とはにかんだ笑顔を浮かべました。
内川選手は3試合連続猛打賞。この間、14打数12安打2本塁打9打点と驚異的な数字を残しています。しかし、「打ったからといって安心は全くできません」と気を引き締め直すのです。「ココに行き着くまで打てませんでしたからね」。それ以前の3試合はノーヒットで、13打席連続凡退という屈辱も味わいました。「それに昨年の交流戦は打てず(打率.198)、自分の中でも思いを持って臨んでいます。だから、5安打打っても、また明日、また次という気持ちになります」。良い時も、悪い時も「次へ、次へ」と切り替える。秋山幸二監督に言われた言葉を胸に、また新たな気持ちで内川選手は前進し続けます。
また、新打順も機能しました。1番に座った中村晃選手が「上出来です」という2安打を放てば、6番に変わった長谷川勇也選手は4安打の固め打ち。チーム全体での19安打、12得点は今季最多でした。そして、投げては2番手の柳瀬明宏投手が今季初勝利。2008年7月6日以来、1778日ぶりの白星を手にしました。
2013年5月20日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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