
ヒーローインタビュー

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【5月20日(月) ホークス10-4ドラゴンズ ヤフオクドーム】 ヤフオクドームから沸き起こる大歓声が福岡の夜空にこだました。この日は「ルーフオープンデー」。玄界灘の心地よい風が「超!」好調のホークス打線を後押し、2夜連続の2ケタ得点で大勝しました。
序盤の猛攻で一気に試合を決めました。初回、先制点を生み出したのはラヘア選手のバット。「スライダーが曲がりきらずに来たところを上手く打てたよ」と、会心の10号2ラン本塁打を右翼席に叩き込みました。2ケタ弾はチーム一番乗り。さらに31打点はリーグトップの頼れる大砲です。しかし、4月は月間3割を超えた打率が5月は.183と低迷し苦しみました。「そんな中でもしっかり練習して臨むことが大切なんだ」。この日も昼過ぎから早出特打を行うなど、真面目な性格はチーム内でも定評があります。「1打席1打席を大切にすることが大事」と、今後の更なる活躍を誓いました。
また、この日4打数4安打2打点の大活躍を見せたのが「9番捕手」で出場した山崎勝己選手です。2回の打席では貴重な追加点となる2点タイムリーを放ちました。試合後のお立ち台では「なかなかこんなに打ったことがないので、今日こられた皆さんは滅多に見れないものを見られてよかったと思います(笑)」とおどけました。ちなみに、山崎選手の1試合4安打は2度目。前回は2006年5月30日のベイスターズ戦(静岡)でした。もちろん打った喜びは噛み締めながらも、自ら「守備の選手」という山崎選手は「今日のパディーヤは立ち上がりから球に力があった。とにかく白星がついてよかったです」と笑顔を見せました。
そのパディーヤ投手は4回に満塁弾を浴びましたが、失点したのはその場面だけで6回3安打4失点の内容。序盤の3回は一人の走者も許さずにチームに流れを引き寄せました。メジャーで通算108勝をあげた右腕が、いよいよ本領発揮です。
また、5月20日は王貞治球団会長の誕生日でした。「いつも声をかけてもらっている。ちょっとはいいところを見せられてよかったです」(山崎選手)。ホークスナインからの白星のプレゼントに、試合後のハイタッチの列に並ぶ王会長も笑顔を輝かせていました。
2013年5月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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