


千賀滉大投手が出身地の愛知県蒲郡市より「蒲郡市スポーツ栄誉賞」を授与され、5月22日(月)にヤフオクドームにて授与式が執り行われました。今年3月のWBCでの活躍ならびに侍ジャパンで唯一のベストナイン選出の活躍が認められたもので、同賞は千賀投手が第1号となりました。
当日は蒲郡市より稲葉正吉市長も来訪。賞状と、記念品として蒲郡市の工芸品である「飾り馬」と名産品「温室みかん」も贈られました。「飾り馬」には『高く跳ね上がる。成長。成功』の意味が込められており、千賀投手のさらなる活躍を祈って選ばれた逸品とのことです。
千賀投手は「地元の街から賞を頂けることなどなかなかないので、ありがたいです」と笑顔。WBCでの経験はシーズンにも生かされているといい、「マウンドでの考えや心の持ち様は変わったと思います。1点も与えられない場面での登板が多く、点をやらないことを常に考えてマウンドに上がっていました。なので、シーズンでもより強くそれを思うようになったと思います」と話しました。
地元の蒲郡市は「オフに帰ると、見慣れた景色を見て落ち着ける場所」といいます。少年時代は「ごく一般的な平凡な野球少年で、ただ野球が好きでやっていた」のが、高校までを過ごした蒲郡市で成長してプロになり、世界の舞台で活躍するほどの投手となりました。
「これからもそのような舞台に立つためには、ホークスでしっかり結果を残して優勝しないといけない。今はチームに貢献できていないけど、一日も早く治してチームの力になりたいです」とさらなる飛躍を誓っていました。
2017年5月22日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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