2019/02/05 (火)
選手

第2クール突入で新たな「メニュー」も

2月5日(火) 春季キャンプ第2クール1日目

宮崎春季キャンプは第2クールに突入しました。このクールまでは、ハードなランニングメニューが組まれており、やはり午前中いっぱいはボールを使わずに「走れ、走れ」の練習が繰り返されます。

また、この日の午前中は侍ジャパンの稲葉篤紀監督をはじめ、トップチームのコーチ陣らの来訪を受けました。稲葉監督は「これだけ走っているというのは、みんな自主トレからしっかりやっているということでしょう」と話していました。山中正竹強化本部長によれば、12球団の中でいの一番にホークスキャンプを訪れたそうです。3月にはメキシコ代表と強化試合が行われ、11月の「プレミア12」、そして来年の東京五輪へとつながっていきます。世界のひのき舞台で輝きを放つホークス選手がこれからまた誕生するはず。それも楽しみの一つです。

そして第2クールに入ったキャンプでは、「打撃投手」のメニューが加わりました。投手がマウンドに立ち打者に向かって投げます。打者にとっても実戦感覚を取り戻していくための大事な練習です。

先陣を切ってマウンドに上がったのは田中正義投手。3年目を迎えた右腕は「自分の中では後がないと思っています」と覚悟を口にしますが、コーチ陣は「昨年よりも直球が力強い」と高評価。それもありA組入りとなりました。「昨年より良くなっている感覚はあります。でも、まだ工藤監督からフォームを指摘されるように、シュート回転する球もある。『下で粘れないと、そのツケが球に出るよ』と言われています」。

この日の打撃投手でも力強いストレートを投げ込み、周東佑京選手や釜元豪選手を力で押し込む場面が何度も見られました。工藤監督は「146キロ出ていたみたいだね。力があった」と評価していました。課題の制球面も安定しており、「まずは1軍で初勝利」という目標へ猛然と「奪Sh!」していきます。さらに大竹耕太郎投手もマウンドへ上がり、真砂勇介選手と川瀬晃選手と対しました。まずは腕をしっかり振ることを意識して、ここからギアを上げていく構えです。


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2019年2月5日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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