「奪Sh!」を合言葉に飛翔するホークスの2019年ペナントレースが、いよいよスタートします。本拠地ヤフオクドームに昨年のリーグ優勝チームのライオンズを迎えての、開幕シリーズ3連戦です。
ホークス福岡移転30周年の節目の年を迎えた今季は、工藤公康監督をはじめコーチ陣、ナイン、そして王貞治会長をはじめとした球団全体として、リーグ優勝とホークス初の3年連続日本一を奪いとると心を一つに熱く燃えています。ところで、九州移転後の過去30年間の開幕戦の戦績は20勝9敗1分と大きく勝ち越しています。本拠地での開幕戦に限れば13勝3敗とさらに高勝率。やはり地元福岡、九州全体のパワーを背中に受けた選手たちは大きく躍動してきました。今季も熱く温かい後押しを是非ホークスに。ファンの皆さんも一緒に頂点を目指して突き進んでいきましょう。
ライオンズとの昨季の対戦成績は12勝13敗と負け越しましたが、ホーム開催では8勝4敗と勝ち越しました。開幕投手を務める千賀滉大投手は「強力な打線。最初から最後まで全力でいく」と気を引き締めつつも、「この日が待ち遠しかった」と万全な調整ぶりをうかがわせました。
打撃陣では松田宣浩選手が通算1500本安打のメモリアル打まであと1本としており、開幕戦でさっそく達成なるかが見所のひとつ。また、工藤監督は「打順は決めていない」と前日練習で話していました。柳田悠岐選手を3番で起用するのか、4番で託すのか注目です。
そして今季は11年ぶりにルーキー2人が開幕一軍入りを果たしました。甲斐野央投手と奥村政稔投手のデビューシーンも見逃せません。
2019年3月29日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)