レギュラーシーズン開幕を前に、3月25日(木)の開幕前日練習の終了後に、自身初の開幕投手を務める石川柊太投手が心境や意気込みなどを語りました。
――前日となりましたが、緊張感はいかがでしょうか?
「明日のことをイメージして徐々に緊張感を沸き上がらせている感じです」
――初の開幕投手となります。
「監督も言われていたように143分の1という気持ちで臨みます。その試合ですべてが終わるわけじゃなくて明日から始まるので」
――おととしは1軍でほとんど投げられないシーズンでした。そこから開幕投手へ。感慨もあるのでは?
「僕は良いことも悪いことも憶えていない方。だからあまり関係ないと思います。とにかく目の前の試合に全力で臨むだけです」
――どんな心境でマウンドに臨むことになりそうですか?
「それは当日にならないと分からない。とにかく初心。中継ぎの時のように1球1球を全力で。それが一番自分のパフォーマンスを出せる方法だと思います。テンポの良さもそう。自分の投球をしたいです」
――相手はマリーンズになります。
「メリハリをつけたい。攻めるところと丁寧に行くところを。勢い任せもいいけど、押し引きをしっかりできれば、試合を作れるようなイメージがあります」
――警戒したい打者は?
「1人1人が大事になる。まずは先頭打者。でも、そこを抑えれば次の打者。その積み重ねになる」
――2021年の決意を。
「自分から始まる。チームの士気にかかわるマウンドになる。結果はやってみないと分からない、勝負事なので。でも、マウンドでの姿で、チームに何か感じてもらえるような登板にしたい。そういう決意で戦いたいです」
――ところで、登場曲が新しくなるとか?
「昨年はももいろクローバーZの佐々木彩夏さんに『仕事しろ』という曲を作っていただいて、年末に「仕事した」という曲を編曲してもらった。そこは一つ区切りがついたので、新しい曲を作っていただいた。明日初披露です。疾走感というか、テンポの良いカッコいい曲になっています。曲を作ってもらって戦うのはプレッシャーだけど、それを力にかえて戦いたい。タイトルは『SPECIALIZER』です」