
秋季キャンプ第4クール2日目①

※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください
秋季キャンプ第4クール2日目の11月20日(水)、宮崎・生目の杜運動公園は冷たい風が吹いたものの晴天に恵まれました。キャンプは残りわずか。選手たちも5勤ペースが続いたため疲労もピークに達していますが、来季の覇権奪回への思いをパワーに変えて、力を振り絞って練習に打ち込みました。
この日の午前中にはケース打撃を行いました。この日は今キャンプ中で初めてケース打撃にも投手が登板し、より実戦に近い形での練習となり、打者はもちろん投手や守備にとっても重要な練習となりました。その中で、打撃陣でいいアピールをしたのが中村晃選手、今宮健太選手の「侍ジャパンコンビ」です。中村選手は巽真悟投手と対戦し、「無死一塁」のケースでは投ゴロ(記録は失策)で走者を進め、「1死三塁」のケースでは一、二塁間を破るヒットを放ちました。一方、金無英投手と対戦した今宮選手は「無死一塁」で右打ち(記録は一ゴロ)を徹底してランナーを進め、「1死三塁」ではセンターへきっちり犠牲フライを打ち上げました。今キャンプ途中に「侍ジャパン」の台湾遠征に参加し、「貴重な経験になりました」と声をそろえた両選手。だが、今季終盤は「1,2番コンビ」を組んだ2人も、秋山幸二監督の言葉を借りれば「今年出来たから来年も出来るという世界ではない。競争はもう始まっている」と、来季のレギュラー獲りへ必死さを前面に出す立場です。今季得た自信と実績を胸に、キャンプ終了後も充実の練習の日々を送り、来季のレギュラーポジションをつかみ取りに行きます。
2013年11月20日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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